つくりつづけること
きのう、学部の時の友達と飲んだ。その友達と会うのは久しぶりだった。
1年生の時に知り合ったので、もう付き合いが5年になる。
いつだったか、その子が
「絵を描くことは息をすることと同じ」
なのだと話してくれた。
この子はつくる星の元に生まれてきたんだなと思った。
大学院に入って知り合った子と2人でいろんな話をしていた時に、同じことを思った。
この子はつくる星の元に生まれてきたんだなあって。
たぶんどんなに苦しくても、つくることを辞められないのだろう。
学部の4年間は、ある意味で楽園だったのだと思う。
つくりたいものを作る。評価される。作りたいものをつくる友達がいる、先生がいる。
でもいつかは社会に出ないといけない。
出た時にどうするのか。
社会に出ても、ものをつくって生きていくって、まあ大変だ。
つくるのにもお金がかかる。
場所も必要。物によっては機材もいる。
でもアイデアは湧いてくる。
なんでつくるんだろう。
評価のため?売れるため?
つくりたいから?
どれが原動力でも間違いはないし、全部がぐるぐると絡まっているような時だってあるかもしれない。
つくりつづけてほしいなあと思うのは外野のエゴかもしれないけど、どうかそのまま、つくるものが変わってしまったとしてもつくる側にいて欲しいなあと。
そういうことができる社会だったらいいなあと思った。