「夢の学校」世界文庫アカデミーを卒業しました

このブログはイベントレポート用に開設したものだけど、今日の、そして今年一年間のことは文章で残しておきたいなあと思って。あまり気持ちが整理しきれていないのですが。書いてみようかなあと思います。

 

私は今年一年間「夢の学校」世界文庫アカデミー(セカアカ)に通っていました。

セカアカは様々な夢を持った(もしくは夢を見つけたい)人が集まり、

デザイナー、編集者、アーティストなど様々な職種の先生から、場作りやものづくりに対する考え方などを授業として学ぶ学校です。

 

ちょうど一年くらい前、たまたまFacebookの広告で世界文庫という古本屋と、セカアカのことを知りました。

大学四年生の冬のことです。

その当時の私は、一番信用していた大人に、将来入りたい会社に入れるわけがないと言われ、夢を否定されたと思いひどく落ち込んでいた時期でした。

 

大学三年生の秋にはもっとデザインの勉強がしたいと大学院への進学を決めていた私ですが、四年生の秋に大学院に合格した後、とてもとても、それはもうめちゃくちゃ悩みました。

というか、進学が決まってからの方が悩んだかもしれません。

デザインがめちゃくちゃ好きなのに、才能がびっくりするほどないわと気付いてしまったからです。

でも親にも周りの友達にも相談できず、ひとりで家で泣く日々が続きました。

 

そんなときに見つけたセカアカの広告に載っている講師の方々は、ほんとうにすごい方々で、まさに「夢の学校」でした。

 

どうせ大学院に行くなら、一年かけて学校以外の場でも勉強したい。

ここに通えば将来のこと、もっと前向きに考えることができるかもしれないと入学を決めました。

 

 

私が通っていたDクラスには素敵な大人がたくさんいて、ほんとうに、みんないい人たちで、「ひかるん」って呼んでもらえるのも嬉しかったし、

将来のやりたいこと、制作しているもののこと、今行きたい会社のこと、ずっと背中を押してくれて、

そんな人たちに出会えてとってもとっても幸せでした。

同世代の人たちの活動にも刺激をもらって、活動の様子を見るだけでワクワクしたし、みんなのつくるもの、表現するものだいすきです。ただのファンです。

いつか一緒に仕事がしたいね。そう言われて嬉しかったし、仕事頼めるように頑張るね。

 

みんなマイペースで、ゆるくて、行けばホッとするDクラスでした。

 

そして今日、いつもと変わらない気持ちで行ったのに、びっくりするくらい気付いたら泣いていて。

(どこでスイッチ入ったんだっていう、妙な流れで泣いてしまった)

 

一年前、入りたい会社に入れるわけがないとある人に言われたとき、その人の言葉の圧のあまりの怖さに泣いてしまった私に、

「泣けば済むと思っているんだろ」と言われてから人前では泣かなかったのですが(正確にはセカアカでちょろっと涙ぐんだことはあるんだけど、それまでが嬉しくても悲しくてもボロボロ泣く、泣き上戸だったのです)

だいすきなクラスメイトと話していると、この一年間でもらった言葉を思い出して、もうどしようもなく泣いてしまいました。

(もう一人だいすきなねーさんがいるのですが、体調不良で会えず残念です。。)

 

 

セカアカに入って、マイナスがゼロになりました。

そんなイメージの一年間でした。

 

学部生のころデザイン科の後輩に名刺を作ってもらったことがあったのですが、そのときに

「ひかるさんは太陽のイメージだったので」

と太陽をモチーフに作ってくれました。

たぶん、よく笑うタイプの人間なのでそう作ってくれたのだと思います。

なぜか最近そのことを思い出したんだけど、しばらく続いたうまく笑えない時期から、脱出できたからかなあと思います。

最近よく笑えます。

 

 

そしていま、また別のスタートラインにいます。

ゼロから今度はプラスに進んでいきます。

来年一年間がどうなるのかとても楽しみです。

 

 

来週からもう授業がないのはさみしいけど、みんなのイベントやお店に行くのを楽しみにしています。

 

Dクラスでよかった。

 

何年経っても、何やってても、みんな元気でまた会いましょう。