【イベントレポート】あなたの地元には何がありますか?/ TOKUSHIMA DESIGN WORKSHOP デザインで地元を考える
こんにちは!
TOKUSHIMA DESIGN WORKSHOP デザインで地元を考える
地元を考える会in徳島
が開催されました!ちなみに082タイムズ舎さん初のイベントです㊗️
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地元の魅力をデザインの手法から考えるワークショップ。
あなたの地元には何がありますか?
あなたの地元の自慢は?
あなたしか知らない地元の魅力を、地元の人たちと共有し
言葉から文字、そして図形化する行為の中から地元をさら
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今回はデザイナーで「地元を考える会」を主催している丸井栄二さんをファシリテーターとしてお呼びし、
デザインの視点から地元を見つめ直していきます。
まずは自己紹介から。
3人1チームになり、チームの中で一番生命線が長い人から好きな食べ物をプレゼン。
最後のひとには「ジャパネット高田風に好きな食べ物を紹介する」という無茶振りが入ります。
でもこれで初対面だった方たちも少し打ち解けたようで。
お次は丸井さんが持って来てくださったシートに、参加者のかたそれぞれの地元のいいところ、特産品などを書き込んでいってもらいます。
短い時間の中で思いつく限りの数を書き出していってもらいました。
これで、普段どれだけ地元の事を見れているか、見れていなかったのかがわかったのではないでしょうか。
そして、そのシートをもとにゲームを行います。
例えば。
今回なんと淡路島から参加してくださった方もいらっしゃったのですが、
淡路島の特産品といえば玉ねぎがあります。
でもこれって、他の地域にはないものなの?他とどう違うの?
ということをディスカッションし、他のところにもあるよね、と思ったものは消していくというもの。
今回のチームわけでは、地元が近いひと同士で組んでいただいたので、
「共感ばかりしてしまって戦いにならない!」
という声も出てきましたが笑
このゲームを経て、残ったキーワードからそれぞれのチームで共通点を見つけ出しながらキャッチコピーを作ってもらいました。
これがなかなか難しく、頭を抱えてしまうことも。
そして、作ったキャッチコピーを元に、ロゴを作っていきます。
ロゴとは、企業やプロジェクトなどの象徴となるもの。
簡単な図形のなかにも、それぞれ背景や理念・信念が込められているものです。
なので、いかに言語化していくかが重要です。
今回は、キャッチコピーをもとにチームで話し合いながら言葉の要素を図形化し、ロゴにしていきます。
その前に、みなさんのラフスケッチの様子。
このスケッチを清書して、今回はデザイナーである丸井さんがイラストレーターでロゴを仕上げていきます。
出来上がったロゴ。
それぞれのチームの個性がでてますね。
今回のワークショップには、ずっと地元にいる方、進学を機に別の土地に行ったけど戻ってきた方、転勤で今の土地にいる方など、それぞれ「地元」と一口に言っても関わり方が少しずつ違います。
その中で、参加者の方同士で話し合いながら地元の魅力について共有し、言葉にする中で見えてきたそれぞれの「地元」があるのではないでしょうか。
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と、まじめに記事を書いてきましたが、この企画を082タイムズ舎さんと丸井さんに繋げたものの、私はあまり地元が好きではありません。
四国の田舎で育った私は、周りを見れば民家以外にあるのは田んぼ!畑!山!というなにもない(コンビニにいくのに車が必要なほど)町や、
田舎特有の習慣や人間関係も苦手で、進学を機に住み始めた今の町の方が自分には合っているんじゃないか?
とずっと思っていました。
でも、離れて気づくこともあるもので。
なんにもないと思っていた、なんでもない町の風景がどれだけ貴重か。
不便にばかり目が行きがちだけど、それは不便を楽しむ余裕がなかっただけで。
そしてなにより、流れる時間のスピード感の違いにただただ驚き、帰省するたびに実感するのです。
小さな小さな町にいて閉塞感に押しつぶされそうだったけど、本当はいいところがあったことを。
最近ではIターンなどで若者が地方に移住していく話をよく聞きますが、その数よりもきっと、進学や就職を機に地方から都会へ出ていく数のほうが多いのではないでしょうか。
地元を離れたからこそ見えてくるもの、
地元にずっといるからこそ見えなくなっているもの、
新しく入ったからこそ見えているもの。
どの立場の視点もとても大切で、地方創生だとかそんな大きなことは言えないけど、
その土地にいるひとたちが、自分たちの住む町のことを好きでいれたら。
良さをもっと発信できる場が作れたら。
いいのになって、そんなことを思った3時間でした。
このワークショップをまたどこかで、そしてワークの内容を変えてもう一度徳島で、開催できればいいなと思っています。
082タイムズ舎
徳島県小松島市にあるイベントスペース。
ここで出会う人たちと共有し共感し町と共存したい。「人生が楽しくて、やさしくて笑いながら時間を共にする場」として今後もイベントを行っていく。
丸井栄二
1990年京都芸術短期大学専攻科課程修了。10年のデザイン事務所勤務を経て、2000年に丸井栄二デザイン室設立。主な経歴として東京TDC賞2011、2012にて入選。「村上春樹書籍表装展」、「アドリアン・フルティガーへのオマージュ展」、「日本・ベルギーレターアーツ展(準グランプリ受賞)」に出展。グラフィックデザイン全般の制作に加え、文字や言葉の可能性を研究、表現している。